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あふれるポスドクと大学ベンチャーの人材不足 研究者・技術者 いよいよ生命倫理について議論すべきとき


戦争と科学

 今日、8月6日は人類史上初めて原子爆弾がヒロシマに落とされた日です。61年前の今日8時15分、アメリカの爆撃機「エノラゲイ号」から投下されたウラン型原子爆弾により、広島市の中心部から半径2キロの建物と人々は一瞬にして消えてしまったのです。そして、その後も多くの人たちがその後遺症に苦しんでいます。


 20世紀は科学発展と戦争の世紀だったと言われます。そして、その両者にはやはり大きな関係があります。そして、戦争の悪と同じレベルで、戦争の規模を大きくした科学の発展を悪と論じられることがあります。本当に科学の発展は悪なのでしょうか。科学は戦争と共にしか発展できないのでしょうか。しかし、戦後の日本をみれば分かるように、軍事目的でなくとも科学は発展してわれわれの生活をより良くしています。


 原子力の技術も当初はその目的を軍事目的に限っていませんでした。キュリー夫人が放射線の研究をしていたとき、この研究によって何十万人もの命を奪う兵器が生まれるなどとは想像していなかったでしょう。ノーベルもダイナマイトが大量破壊兵器として使われたことに胸を痛め、ノーベル平和賞を作ったといいます。当たり前ですが、科学技術は使う人が間違った使い方をすると恐ろしい結果を招くということです。


 人間は日々よい生活になることを欲しています。そうである以上、科学技術の発展が止まるということはありえないでしょう。実際、原子力だってレントゲンや電力供給という点で私たちの生活に恩恵をもたらしています。カーナビや携帯電話は軍事技術が技術のベースとなっていますが、私たちの生活をよりよいものにしています。


 世界がフラット化する中で技術の拡散はやむを得ないでしょう。その前提のもとで、科学者は科学者としての倫理を持ち、科学技術を使うものはその技術の有効性と恐ろしさを知る必要があるのではないでしょうか。そのことを真に理解すれば、戦争の加害者・被害者という立場を超えて世界に対して、技術の平和利用のあり方を唯一の被爆国として訴えていくことができるのではないでしょうか。


 改めて原爆の犠牲となった方に哀悼の意をささげます。


 No More HIROSHIMA! No More NAGASAKI!

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最終更新日:1970/01/01
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