韓国では理系学生向けの奨学金
WBCが終わった。大会を振り返って日本が一番苦しめられたのは結局韓国だった。スポーツ界では韓国はこれからもライバルとしてありつづけるのだろう。日本と韓国を比較した時、人口や国土面積は韓国が少ないものの、資源を持たないことや極東という地域的なものなど、共通点は多い。
ES細胞の黄教授の研究はデタラメだったことが明らかになったが、このニュースは韓国国民がいかにノーベル賞にこだわっているかを我々に教えてくれた。戦後韓国は応用研究に走りすぎたために、基礎研究がおろそかになり、ノーベル賞が遠のいているとも言われているが、最近は基礎研究にも力を入れ始めている。
そして、なによりも資源を持たない国として日本と同様「技術立国」として国を作っていくのだということをきちんと理解している。上場企業の理系出身の役員の割合は韓国は4割、日本は2割しかいないそうだ。そんな中、「innolife.net : 理工系国家奨学生4千人に745億支援(韓国)」というニュースを読んだ。
科学技術部が、今年高校内申成績と修学能力試験成績を通じ、理工系奨学生4千人余りを選抜し、全部で740億ウォン余りの奨学金を与える事にした。
理工系進学を促進するために理工系大学新入生に支給される今回の奨学金は、最長8学期、年間最大800万ウォンまで、所属大学の学費水準によって差等支給される。(2006/03/21)
東大と京大の理系の学生数は1学年合計で3500人弱、で年間800万ウォン≒100万円というから、この規模の大きさが分かるだろう。日本も技術立国を目指すのであれば、国策として考えてもよいのではないだろうか。特に親の経済力に関わらず、優秀な学生には教育の場を提供していかなければならない。
と思っていたら、日本でも東北大で面白い取り組みをしていた。「NIKKEI NET:東北大「スーパー大学院」設置へ」という記事に詳細があるが、世界レベルのエリート研究者を養成するため30人限定で実質授業料を免除して優秀な学生を集めようという取り組みである。一大学の取り組みではあるが、評価したいと思う。
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