文明社会の野蛮人
全体 地球温暖化はオゾン層破壊が原因?
高校生 イベント:理系に行こう!


入試は数学だけ5時間(東工大)

 Yahoo!のトピックスに面白い記事が載っていた。記事の表題から最初に、また安易な学生集めのために突拍子もないことを考えたか、ということだった。記事「YOMIURI ONLINE : 数学だけ5時間…東工大「究極の1科目入試」今秋から」を読んで、面白そうな気がしたので紹介します。


 東工大によると、2007年度入学予定者に対する試験で、実施時期は今年11月。午前と午後に2時間半ずつの制限時間を設け、それぞれ2問程度を出題する。定員は20人。

 物事を深く考え、じっくり課題に取り組む能力が落ちているとの見方から、公式や知識を問う難問ではなく、考える力や解き方が重要な問題を出す。

 大学側は、物理や化学などの能力も数学の試験で類推できると判断している。想定問題や解答例は、5月ごろ公表。合格水準に達する者が定員に満たない場合、欠員は2次試験前期日程の募集人員(165人)に加える。後期日程は廃止する。(2006年3月11日14時31分 読売新聞)


 2つ気に入りました。ひとつはコンセプト。「考える力や解き方が重要な問題」を出すということ。京大の入試に代表されるようにいままでこのコンセプトを出している大学はあった。しかし、大学入試という特性上ある程度広い分野から出題せざるを得ず、時間的な制約があった。しかしこの今回の制度では、時間的な制約がはずれ真の考える力を問う問題を出せるのではないだろうか。


 詳しく制度はわからないが、本5冊まで試験場に持ち込み可能とかにしてほしい。深く考えるということは、基礎的な力がすごく必要だ。だから、「知識としての数学」が欠如していた場合、その深く考えるというフェーズにたどり着けず終わってしまう。本を持ち込めるようにすれば、たとえば、その場で知らない公式の意味を考えて、理解して、その応用問題を解きましたという本当に理解力があり、考える力がある人が合格に近づくのだと思う。そういう問題を作るのは本当に難しい作業だが、東工大の教授には是非がんばってほしい。


 もうひとつが、合格水準に満たない場合欠員を作るということ。大学の姿勢として、最低でもこのレベルの「考える力」を持っていないと入れません。という姿勢を気に入りました。安易に学生に迎合するのではなく、学生のニーズを一部取り入れながら、本当にほしい人を明確に打ち出し、そこに妥協しないという姿勢は、ほかの教育機関にもぜひ見習ってほしいものです。


 11月というとまだ現役生は必須科目すべての勉強が終わるか終わらないかのころだと思うので、現役と浪人の差がどうしても出てしまうということや、一部の学生が国立大学を3度受けるチャンスが生まれるのか(詳しく制度知らないのでわからないですが、、)といった問題はあるかもしれないが、僕は評価したいと思う。


 たぶん、11月のこの試験に受かる人は2月の本番でも東工大受かる実力のある人なのだろう。ぜひ、良問を作って再来年度以降も続けてほしい。この理系.infoでは続報をお届けしたいと思う。

高校生

文明社会の野蛮人
全体 地球温暖化はオゾン層破壊が原因?
高校生 イベント:理系に行こう!

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.rikei.info/cgi/mt/mt-tb.cgi/31

コメントを投稿

(コメントを表示する前に管理者の承認が必要になります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

文明社会の野蛮人
全体 地球温暖化はオゾン層破壊が原因?
高校生 イベント:理系に行こう!

このサイトは「理系の地位向上」を目的に製作されています。理系を社会の中で有効活用することが、日本の復活につながると思うからです。
理系.info(理系ドットインフォ)
理系.info(携帯版)
お気に入りに追加(IE)
最終更新日:1970/01/01
カウンター:
Copyright(C)2006 takato with 理系の地位を向上させる会. All Rights Reserved.